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第35話 午前零時の朝礼

작가: なつめ
last update 게시일: 2026-08-22 16:54:31

第35話 午前零時の朝礼

 楢守小学校を離れたのは、午後八時を回ってからだった。

 校門の鎖を戻し、燈夜が解体業者用の鍵をポケットへしまう。五人が敷地の外へ出ても、三階の非常灯だけは青白く点いたままだった。

 校舎中央の時計は六時十七分。

 美怜のスマートフォンは八時九分。

 二時間近い差が開いている。

「まだ止まってんじゃん」

 茅森イオが校舎を振り返った。

「壊れてんだろ」

 轟木燈夜は興味を失ったように答える。

 右腕を軽く振る。五本指の痣は袖に隠れているが、痛みは残っているらしい。歩くたび、指先を一度強く握る癖がついていた。

 斑鳩ちとせは門を越えてから、一度も学校を振り返らなかった。

 手首へ残った赤白の筋を袖口へ押し込み、足早に車へ向かう。

 津守怜吾だけが校門前に残った。

「何してるの」

 美怜が訊く。

「固定を残す」

「まだ撮る?」

「だから残す」

 校舎内には四台のカメラを置いてきた。

 三階六年二組。

 一階職員室。

 二階放送室。

 そして体育館。

 すべて外部バッテリーへ接続し、無線で保存先へ送信できるよう設定してある。

「人間が仕込んでるなら、俺たちが帰った
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